スーツケース90リットルは何泊分?長期旅行に最適なサイズ選びとパッキングのコツ【失敗しない選び方】

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長期の海外旅行や留学、あるいは家族全員分の荷物をまとめる旅行を計画する際、最も頭を悩ませるのが「スーツケースのサイズ選び」ではないでしょうか。

特に、店頭やネットショップで「Lサイズ」や「LLサイズ」として販売されている90リットル前後のスーツケースは、見た目のインパクトも大きく、「本当にこれが必要なのか?」「大きすぎて移動が大変ではないか?」と購入を躊躇してしまう方も多いはずです。

一般的にスーツケースの容量は「1泊につき10リットル」が目安と言われていますが、90リットルという大容量サイズに関しては、単純な計算式だけでは語れない多くの要素が絡んできます。

この記事では、年間10回以上国内外を飛び回る筆者の経験に基づき、メインキーワードである**「スーツケース 90リットル 何泊」**という疑問に明確に答えつつ、後悔しない選び方、航空会社の厳しい重量制限をクリアするためのテクニック、そして移動を快適にするための知識を網羅的に解説します。

これを読めば、あなたの旅に90リットルのスーツケースが本当に必要かどうかが分かり、自信を持って準備を進められるようになります。

   
目次

1. スーツケース90リットルは何泊の旅行に最適か?詳細シミュレーション

まずは結論から申し上げます。90リットルのスーツケースは、一般的に「7泊〜10泊(1週間〜10日)」程度の旅行に最適なサイズです。

しかし、これはあくまで「標準的な荷物量」の場合です。実際には、渡航先の気候、旅行の目的、そして「現地で何をするか」によって、適正な宿泊日数は大きく変動します。ここでは具体的なシミュレーションを交えて解説します。

1-1. 基本目安:1週間以上の長期滞在向け

スーツケース選びの黄金律である「1泊=10リットル」の計算式に当てはめると、90リットルは9泊分に相当します。 余裕を見て7泊(1週間)で使用する場合、全体の容量の7〜8割程度が埋まり、残りをお土産スペースとして空けておける理想的なバランスになります。

  • 7泊8日のヨーロッパ周遊
  • 8泊10日のアメリカ西海岸・グランドサークル
  • 1週間以上のクルーズ旅行

こうした旅程では、90リットルクラスが最もスタンダードな選択肢となります。

1-2. 「夏」と「冬」で変わる宿泊可能日数

スーツケースの中身の半分以上を占めるのは「衣類」です。そのため、季節によって90リットルで対応できる日数は劇的に変わります。

夏の旅行・ビーチリゾート(ハワイ、グアム、東南アジアなど)

Tシャツ、短パン、水着、サンダルといった夏の装いは、非常に薄く、かさばりません。 この場合、90リットルの容量があれば、2週間(14泊)〜3週間の長期滞在でも余裕で対応可能です。 現地で洗濯をする前提であれば、1ヶ月以上のバックパッカー的な周遊旅行でも、このサイズ一つで事足りるでしょう。帰国時には、余ったスペースに大量の雑貨やお菓子などのお土産を詰め込むことができます。

冬の旅行・寒冷地(冬の欧州、北米、北欧、北海道など)

一方、冬の旅行は難易度が上がります。ダウンジャケット、厚手のニット、裏起毛のパンツ、ヒートテック、マフラー、手袋、そしてブーツ。これらは夏の衣類の3倍以上の体積を占めます。 冬場の場合、90リットルあっても5泊〜7泊でパンパンになってしまうことが珍しくありません。 もし冬のヨーロッパに10日以上行くのであれば、90リットルでは足りず、100リットル超えの最大サイズ(預け入れ無料範囲ギリギリ)を検討するか、圧縮袋を極限まで活用する必要があります。

1-3. 目的別:ビジネス出張と留学・移住

観光旅行以外の目的ではどうでしょうか。

ビジネス出張・展示会

ビジネスの場合、スーツ、革靴、資料、サンプル品、PC周辺機器など、「形を崩せないもの」や「重いもの」が増えます。 これらは圧縮できないため、デッドスペースが生まれやすくなります。そのため、1週間程度の出張であっても、90リットルクラスの余裕あるサイズを選ぶビジネスマンは多いです。

短期留学・ワーキングホリデーの渡航時

数ヶ月〜1年の滞在となる留学やワーホリでは、現地で生活基盤が整うまでの生活用品(化粧品、生理用品、日本食のストックなど)を持参するため、荷物は膨れ上がります。 この場合、「何泊か」という概念ではなく、「持てる限界量」として90リットル以上のサイズが必須となります。多くの留学生は、90リットルのスーツケース+大型バックパックというスタイルで渡航します。


2. 90リットルサイズを選ぶメリットとデメリット

「大は小を兼ねる」ということわざがありますが、スーツケースに関しては、大きさが仇となることもあります。90リットルという大型サイズを購入する前に、メリットだけでなくデメリットもしっかり把握しておきましょう。

2-1. メリット:ストレスフリーな収納力

最大の魅力は、その圧倒的な収納力による「安心感」です。

  • パッキングの時短になる 小さいスーツケースだと、テトリスのように隙間なく詰め込む工夫が必要ですが、90リットルあれば、ポンポンと放り込むだけで荷造りが完了します。
  • 「帰り」の荷物増に対応できる 旅行の帰りは、お土産や自分へのご褒美、洗濯物などで荷物が確実に増えます。特にかさばる箱菓子や、ぬいぐるみ、靴などを購入しても、手荷物を増やさずに全てスーツケースに収納できるのは大きな利点です。
  • 家族の荷物を集約できる 小さなお子様連れのファミリー旅行の場合、子供にスーツケースを持たせるのは困難です。パパやママが90リットルの大型ケースを持ち、そこに家族全員分の着替えやオムツをまとめてしまう方が、移動時の管理が楽になります。

2-2. デメリット:移動の負担と場所問題

一方で、大型ゆえの苦労も確実に存在します。

  • とにかく重い 90リットルに荷物を満載にすると、総重量は20kg〜25kg、時には30kg近くになります。階段しかない地下鉄の駅、ヨーロッパの石畳、エレベーターのないホテルなどでは、持ち上げるだけで一苦労です。腰を痛めないよう注意が必要です。
  • 日本の公共交通機関での取り回し 日本の都心部の満員電車やバスに、このサイズのスーツケースを持ち込むのは至難の業です。また、新幹線(東海道・山陽・九州・西九州新幹線)では、「特大荷物スペースつき座席」の事前予約が必要になる場合があります(3辺合計160cmを超える場合ですが、90リットル級はサイズによっては対象外ですがギリギリの大きさのため注意が必要です)。
  • コインロッカーに入らない 駅にあるコインロッカーの「大サイズ」でも、90リットルクラスのスーツケースは入らないことが多いです。「特大サイズ」のロッカーは数が少なく、常に埋まっていることが多いため、チェックアウト後の観光時に荷物を預ける場所に困る可能性があります。
  • 自宅での保管場所 使わない期間、自宅のクローゼットや押し入れの大部分を占拠します。一人暮らしのワンルームマンションなどでは、かなり邪魔な存在になります。

3. 失敗しない!90リットル用スーツケース選びの重要ポイント

90リットルのスーツケースは、一度買えば10年は使う長期的なパートナーです。安物買いの銭失いにならないよう、選ぶ際に絶対にチェックすべきスペックを解説します。

3-1. 「3辺合計158cm以内」は絶対条件

最も重要なのがサイズ規定です。 ANAやJALを含む国際線の主要航空会社の多くは、無料で預けられる受託手荷物のサイズを**「3辺(縦・横・高さ)の和が158cm以内」**と定めています。

90リットル〜100リットルのスーツケースは、この158cm規定のギリギリのラインで作られていますが、デザインによってはキャスターやハンドルを含めると160cmを超えてしまうものがあります。 サイズオーバーと判定されると、数千円から数万円(航空会社や路線による)の超過料金を徴収されるリスクがあります。 購入時は、必ず「総外寸(Total Dimensions)」を確認し、158cm以内に収まっているかをチェックしてください。

3-2. 本体の「軽さ」を最優先する

中身をたくさん詰められる90リットルだからこそ、スーツケース自体の重量(自重)は軽ければ軽いほど有利です。

  • ファスナータイプ(ポリカーボネート製など): 自重3kg〜4kg台。非常に軽く、衝撃を受けても凹んで戻る復元力があります。現在の主流です。
  • フレームタイプ(アルミや硬質樹脂製): 自重5kg〜6kg以上。重いですが、頑丈で防犯性が高く、中の荷物を圧迫から守れます。

航空会社の重量制限(通常23kg)を考えると、スーツケース自体が軽い方が、より多くのお土産を持ち帰れます。特別な事情がない限り、軽量なファスナータイプをおすすめします。

3-3. キャスター(車輪)の性能で疲労度が変わる

20kg以上の重りを引いて歩くわけですから、タイヤの性能は旅の快適さに直結します。

  • HINOMOTO製グリスパックキャスター/サイレントラン: 日本の日乃本錠前(HINOMOTO)製のキャスターを採用しているモデルは、静音性と滑らかさが段違いです。
  • ダブルキャスター: 一つの脚にタイヤが2つ付いているタイプ。石畳の溝や段差に強く、安定走行が可能です。
  • キャスターストッパー機能: 電車やバスでの移動中、勝手に転がっていかないようにロックできる機能。大型で重いスーツケースほど、この機能のありがたみを実感します。
   

4. 航空会社の預け入れルールと重量オーバー対策

「スーツケース 90リットル 何泊」かを気にすると同時に、気にしなければならないのが「重さ」です。90リットルの容量があれば、詰め込もうと思えば30kg以上の荷物が入りますが、航空会社のルールはそれを許してくれません。

4-1. エコノミークラスの「23kgの壁」

多くのフルサービスキャリア(FSC)のエコノミークラスでは、無料受託手荷物の重量制限を**「1個あたり23kg(50ポンド)まで」**としています。 ※JALやANAの国際線(一部路線を除く)では、23kgの荷物を2個まで預けられる場合が多いですが、1個あたりの上限はあくまで23kgです。2個合計で46kgではありません。

90リットルのスーツケースに、本、書類、液体類(化粧水やシャンプー)、密度の高い衣類を隙間なく詰め込むと、あっという間に23kgを超えます。「まだスペースがあるから」といって詰め込むと、空港のカウンターで荷物を広げて詰め替えるという恥ずかしい思いをすることになります。

4-2. LCC(格安航空会社)を利用する場合の注意

LCC(Peach、Jetstar、AirAsiaなど)を利用する場合、受託手荷物は基本的に有料オプションです。 多くのプランでは「20kgまで」が標準設定となっており、それを超えると高額な追加料金が発生します。LCCで90リットルのスーツケースを使う場合は、予約時により重い重量(25kgや30kgなど)のオプションを事前購入しておくのが賢明です。

4-3. 空港で慌てないための重量対策テクニック

  1. ラゲッジスケール(吊り下げ秤)を持つ Amazonなどで千円〜二千円で購入できる携帯型のデジタルスケールは、長期旅行の必須アイテムです。パッキング後に自宅やホテルで重さを測り、調整してから空港へ向かいましょう。
  2. 重いものは「機内持ち込み」へ モバイルバッテリー、PC、カメラ、ガイドブックなどの「小さくて重いもの」は、スーツケースに入れず、機内持ち込み用のリュックに入れましょう。これで数キロ単位の軽量化が可能です。
  3. サブバッグ(折りたたみボストン)の活用 どうしても23kgを超えてしまう場合、または帰りにお土産で重量オーバーしそうな場合に備え、キャリーバーに通せる折りたたみボストンバッグを用意しておきましょう。 オーバーした衣類などをこのバッグに移し、「預け入れ荷物の2個目」として預けるか(2個預け可能な航空会社の場合)、機内持ち込み手荷物とすることで解決できます。

5. 90リットルを使いこなす!賢いパッキング術

広大な90リットルのスペースを有効活用し、かつ移動を楽にするためのパッキング術を紹介します。

5-1. 重心のコントロールで「体感重量」を軽くする

同じ20kgのスーツケースでも、詰め方一つで引いた時の重さが変わります。 基本は**「重いものを下(キャスター側)に、軽いものを上(ハンドル側)に」**配置することです。

  • キャスター側(底): 靴、書籍、洗面用具セット、ドライヤー、液体類など、重くて硬いもの。
  • ハンドル側(上): Tシャツ、下着、タオルなど、軽くて柔らかいもの。

重心を下にすることでスーツケースが安定し、走行時のふらつきが減り、手にかかる負担が軽減されます。逆に重心が高いと、少しの段差でスーツケースが倒れやすくなり、非常に危険です。

5-2. 壊れやすいお土産を守る「ミルフィーユ詰め」

90リットルの深さを利用して、お酒の瓶やクッキーの缶などの割れ物を守るテクニックです。 スーツケースの底に厚手の服を敷き、その上にお土産を置き、さらにその上から服を被せる。これを繰り返して、荷物を層のように重ねます。 スーツケースの外側からの衝撃を衣類がクッションとなって吸収してくれるため、タオルで巻くだけよりも破損率を大幅に下げることができます。

5-3. クロスベルトと仕切り板の活用

90リットルサイズで荷物が少ない(スカスカの)状態で移動すると、中で荷物が暴れて破損の原因になります。 荷物が少ない場合は、内部のクロスベルト(荷物固定用バンド)をしっかりと締め上げ、荷物を片側に寄せるなどして固定しましょう。また、空間を埋めるための「緩衝材(プチプチ)」や、空のペットボトルなどを詰めて隙間をなくすのも有効です。


6. 「90リットルは大きすぎるかも?」と思った方への代替案

ここまで読んで、「自分には90リットルは大きすぎるかもしれない」「保管場所がない」と感じた方には、以下の選択肢をおすすめします。

6-1. Mサイズ(60〜70L)+拡張機能

最近のスーツケースには「エキスパンダブル(容量拡張)機能」がついているものがあります。 普段は60〜70リットルのMサイズとして使い、荷物が増えた時だけファスナーを開いてマチを広げ、80リットル近くまで容量をアップできるタイプです。 これなら、4〜5泊の旅行から1週間程度の旅行まで幅広く対応でき、取り回しも楽です。

6-2. スーツケースレンタルサービスの利用

「90リットルが必要な旅行なんて、数年に一度しかない」という場合は、購入せずにレンタルするのが最もコスパが良い選択です。 リモワやサムソナイトといった最高級ブランドのスーツケース(定価10万円以上)も、5,000円〜7,000円程度でレンタルできます。 保管場所の問題も解決し、メンテナンス不要で常に綺麗なスーツケースを使えるため、賢いトラベラーの間で利用者が増えています。


まとめ

本記事では、メインキーワード「スーツケース 90リットル 何泊」をテーマに、サイズ選びからパッキング、航空会社の規定まで徹底解説しました。

  • 90リットルの目安: 7泊〜10泊の旅行に最適。夏なら2週間以上も可、冬なら1週間が限度。
  • 選ぶ基準: 「3辺合計158cm以内」かつ「軽量素材」のものを選ぶ。
  • 注意点: 詰めすぎによる重量オーバー(23kg超え)に注意し、ラゲッジスケールを活用する。

90リットルのスーツケースは、長期旅行においてあなたの「生活」を運ぶ大切なパートナーです。 「荷物が入らないかもしれない」という不安から解放され、現地で素敵なお土産に出会った時も迷わず購入できる余裕は、旅の質を大きく向上させてくれます。

ぜひ、あなたの旅のスタイルに合った最適なスーツケースを見つけて、安全で快適な旅に出かけてください。

   
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